2024年09月18日
3-24 2023迎春+施設での様子10
2022年末はコロナ感染により2か月外出叶わず、母にとっては寂しい日々だったかもしれない。
それでも無事に年を越し、2023年を迎えることが出来た。
施設では「新春お食事会」と銘打ち、お昼の両日メニューは以下の通り。
1月1日:栗赤飯、雑煮、松花堂、干支饅頭
1月2日:赤飯、雑煮、松花堂、雪見うさぎ饅頭
夕飯にも正月らしいメニューが提供されており、施設でも新年の気分を十分味わえるようだ。むしろ我が家よりも豪華な内容だ。
そうかと思いきや、1月3日のランチはキーマカレーという、何ともこじゃれた食事が提供されている。
この施設のメニューは和洋中エスニックと、バラエティに富んでおり、マジで売って欲しいと切望するラインナップだ。
コロナ禍で外出や面会もままならぬ中、食事や季節の行事で、少しでも入所者の気持ちに寄り添いつつ、まだ油断ならぬコロナ対応にも取り組んで下さっていた。
そのおかげで、1月は認知症状以外は、転倒や発熱もなく、安定した容態で過ごすことが出来たうえに、3ヵ月ぶりの外出許可も下り、久しぶりに子や孫、ひ孫らと数時間を共にすることが出来た。
ずいぶん間が空いたので、私達のことを忘れてはいないかと少しばかり心配していたが、家族のことは憶えていたし、長期間会えてなかったという認識もない様子だった。そういう意味では、すぐに忘れてしまう認知症が幸いな方に作用していた。
1月末には、他利用者の食事を食べてしまったそうだ。この時点で、それが人様のものなのか、自分のものなのかの区別が付かないことが窺える。認知症の影響とはいえ、見方を変えれば、食べ物と認識しそれを口に入れる、まさに生きようとする本能の成せる業だ。
施設側でもその後は母に一番に食事を提供し、他人のそれを食べないよう対処することにした、と報告書にあった。
母にとって人生最後の年となる2023年、緩やかに最期に向かって歩みを始めた。
【関連記事】3-11 施設での様子1/3-12 施設での様子2/3-13 施設での様子3/3-14 施設での様子4/3-15 施設での様子5/3-16 施設での様子6/3-17 施設での様子7+嬉しい出来事/3-21 施設での様子8/3-23 施設での様子9

それでも無事に年を越し、2023年を迎えることが出来た。
施設では「新春お食事会」と銘打ち、お昼の両日メニューは以下の通り。
1月1日:栗赤飯、雑煮、松花堂、干支饅頭
1月2日:赤飯、雑煮、松花堂、雪見うさぎ饅頭
夕飯にも正月らしいメニューが提供されており、施設でも新年の気分を十分味わえるようだ。むしろ我が家よりも豪華な内容だ。
そうかと思いきや、1月3日のランチはキーマカレーという、何ともこじゃれた食事が提供されている。
この施設のメニューは和洋中エスニックと、バラエティに富んでおり、マジで売って欲しいと切望するラインナップだ。
コロナ禍で外出や面会もままならぬ中、食事や季節の行事で、少しでも入所者の気持ちに寄り添いつつ、まだ油断ならぬコロナ対応にも取り組んで下さっていた。
そのおかげで、1月は認知症状以外は、転倒や発熱もなく、安定した容態で過ごすことが出来たうえに、3ヵ月ぶりの外出許可も下り、久しぶりに子や孫、ひ孫らと数時間を共にすることが出来た。
ずいぶん間が空いたので、私達のことを忘れてはいないかと少しばかり心配していたが、家族のことは憶えていたし、長期間会えてなかったという認識もない様子だった。そういう意味では、すぐに忘れてしまう認知症が幸いな方に作用していた。
1月末には、他利用者の食事を食べてしまったそうだ。この時点で、それが人様のものなのか、自分のものなのかの区別が付かないことが窺える。認知症の影響とはいえ、見方を変えれば、食べ物と認識しそれを口に入れる、まさに生きようとする本能の成せる業だ。
施設側でもその後は母に一番に食事を提供し、他人のそれを食べないよう対処することにした、と報告書にあった。
母にとって人生最後の年となる2023年、緩やかに最期に向かって歩みを始めた。
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