2024年09月26日
3-32 木の芽立ち
2023年3~4月は認知症状による活気が強く出る場面が多かったが、5月に入ると少し落ち着きを取り戻し、夜も以前よりは熟睡することが増えたと報告書にあった。
そこで思い至ったのが「春は木の芽立ちの季節」ということだ。
季節の変わり目でもあり、昔から木の芽立ちの頃は精神が不安定になり易い、と言われている。
新学期が始まったり、新社会人にとっては大きな環境の変化などにより、心身にストレスを抱えたり、情緒不安定になることもある。組織人であれば異動や転勤といった予想だにしない展開に翻弄される者もいるだろう。
認知症となり、理性の蓋が外れた母にしてみれば、本能だけで生きており、その状態であればなおのこと、寒暖差や環境の変化、自身の身に起きている漫然とした恐怖と不安は測り知れず…自身の思いや体力ではどうすることも出来ない鬱憤は計り知れないものがあるだろう。
この季節は花粉症もあり、症状のある者にとってはツライ時期だ。母も同居していた頃は軽い花粉症を患っており、たまに鼻水がタラ~っと垂れていたこともあるが、その不快さを伝えることも現状では難しいだろう。
春は土に眠っていた種が目覚め、地上に顔を出す時で、それ相応のエネルギーが要ることだ。そんな自然界の計り知れないエネルギーが充満している季節なのだから、人も動物もいつもより殺気立ったり、敏感になることもまた自然の摂理だろう。
木の芽立ちのシーズンを無事に乗り越えた先には、穏やかな春の日々が続くと良いのだが…。

そこで思い至ったのが「春は木の芽立ちの季節」ということだ。
季節の変わり目でもあり、昔から木の芽立ちの頃は精神が不安定になり易い、と言われている。
新学期が始まったり、新社会人にとっては大きな環境の変化などにより、心身にストレスを抱えたり、情緒不安定になることもある。組織人であれば異動や転勤といった予想だにしない展開に翻弄される者もいるだろう。
認知症となり、理性の蓋が外れた母にしてみれば、本能だけで生きており、その状態であればなおのこと、寒暖差や環境の変化、自身の身に起きている漫然とした恐怖と不安は測り知れず…自身の思いや体力ではどうすることも出来ない鬱憤は計り知れないものがあるだろう。
この季節は花粉症もあり、症状のある者にとってはツライ時期だ。母も同居していた頃は軽い花粉症を患っており、たまに鼻水がタラ~っと垂れていたこともあるが、その不快さを伝えることも現状では難しいだろう。
春は土に眠っていた種が目覚め、地上に顔を出す時で、それ相応のエネルギーが要ることだ。そんな自然界の計り知れないエネルギーが充満している季節なのだから、人も動物もいつもより殺気立ったり、敏感になることもまた自然の摂理だろう。
木の芽立ちのシーズンを無事に乗り越えた先には、穏やかな春の日々が続くと良いのだが…。
