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2024年09月28日

3-34 親しい方の死

2023年6月も概ね穏やかに日々を過ごしていた母。
その中旬、親子共々大変お世話になっていた、母より2歳年下の方が逝去された。

この方は半身不随となったことから特養に入所されていた。
私達親子は、私が15歳の時からこの方とのご縁をいただき、第2の親のようにかわいがって下さり、ご教導くださった。

長年施設に入所されていたから、ある程度の覚悟は出来ていたものの、訃報を聞き、その亡骸と対面した時は現わし切れない複雑な気持ちを抱きつつも、改めてその方へ感謝の思いが湧いてきた。

互いに元気に対面していた時には気付かないけれど、肉体が終わりを迎えた時、もう話すことも、笑い合えることも出来ないと実感した時、人間は有限なんだと改めて気付かされるし、これまでの長い年月を共に過ごせたことが、どれほど恵まれ、幸せであったかを思い知らされる。

こうして親しい方との別れを通して、母とのそれももう間近なのだと現実を突きつけられたし、穏やかな最期を迎えて欲しいと切望した。

外出時、その方が亡くなったことを伝えると、母は大層驚いていた。認知症であっても、親しい方のことはちゃんと憶えていた。

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