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2024年10月13日

3-49 最後の時4

12月16日は病院からの呼び出しもあったので、私が14時頃に行った。その後、姉宅の長女(私から見たら姪)が一人で見舞いに来ていたそうで、姉夫妻が15時頃病院に着いたら娘がいたので驚いた、と報告があった(姉と私は1時間差で面会)。

姪は結婚して都心から車で1時間以上かかるところに住んでいるので、実家にもそう簡単には戻れないし、バアバの見舞いに来るにあたっても、姪の子供達のことなどを考慮しつつ、馳せ参じてくれたのだろうと思うと、その気持ちはバアバにも十分伝わっているだろうと思った。

翌17日は日曜日だったので、連日面会に行った。
HCUにいる母は眠っていたが、看護師より「声をかけると起きますよ」と言われたので声をかけると、目を覚ました。「昨日は孫が来てくれて良かったね、外は寒くなったよ…」といったことを話すと、母は夢うつつのような表情ではあるものの、時折「う~~」と唸っていた。

この日も朝から発熱していたが、当初より痰の量も減ってきたと、看護師より話があった。

12月18日、病院より電話で「この日よりHCUを出て一般病棟に移る」と連絡が来た。
HCUは10分間の面会しか許されなかったが、一般病棟だと30分はいられるので、すぐにでも馳せ参じたいところだが、私の仕事が火急を要する状況下のため、平日は姉に面会を頼んだ。

12月19日、姉が面会に行くと、6人部屋に移されており、30分弱病室にいたそうだ。母は眠っている様子だったが、姉が声をかけ、話をすると、時折目を開けたり、反応したりするうちにまた眠ったり…を繰り返したそうだ。

この頃の母の状況は以下の通り。特養からも状況報告を促されたので、その旨伝えた。
〇自力呼吸では肺の隅々まで酸素が行き渡らないため、現在も0.5リットルの酸素を吸入している。
〇口からの食事は摂れておらず、点滴にて高栄養のものを入れている。
〇声をかけると目を開けることもあるが、1日中殆ど眠っている。
〇寝ていても時折上半身や腕を動かしたりしている。
〇今朝も38℃台の発熱あり。ほぼ毎日発熱がある。
以上のことから、年内の退院は難しい、とのことだった。

11日に搬送された時よりは少しだけ良い状態ではあるものの、余談を許さない状況には変わりなかった。

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