4-5 葬儀44-7 葬儀後2

2024年10月25日

4-6 葬儀後1

母の葬儀を無事に終えた晩は、家族皆で夜の宴を催した。
九州から上京した兄夫婦とは滅多に会えないので、母の思い出話を肴に?皆で楽しいひと時を過ごすことが出来た。

もし母が何かの病気や事故などで亡くなっていたとしたら、このような宴を開く気にはなれなかっただろう。92歳という大往生で、子、孫、ひ孫らにも別れを告げ、旅立って行けたのだから、これほど目出度いことはない!!

翌1月8日は祝日のため、葬儀で供えられていた食材を調理し、我が家で再びの宴を開いた。
供え物には大きな鯛があり、それを捌く大仕事?があり、義姉と二人で解体に挑み、それを供え物にあった大根と一緒に煮た。大きな鍋いっぱいにあったそれも、家族皆で食べるとあっという間に無くなった。

母の子供の頃からの古いアルバムがあったので、それを皆で見ながら、改めて母を偲んだ。
私達の知らない母の若かりし頃のこと、兄、姉、私の幼少期のそれなどを皆で見ては大笑いし、話に花が咲いた。
我が家の神棚には母の遺骨と遺影が置かれている。母もきっと一緒に皆とこの宴を楽しんでいるのだろうな…と思えたひと時だった。

母の死という一見悲しく見える出来事であっても、私達家族にとっては、無事に母を見送れた安堵感と、家族の絆を再確認出来た感慨深い日となった。

翌9日、兄夫婦は九州へと帰った。私は日常モード再開で、職場へ通勤した。

241025
※写真はイメージです。

starfield_152 at 07:00│Comments(0)Chapter4 | 2024(92歳)年

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
4-5 葬儀44-7 葬儀後2