人生の課題

2024年11月11日

5-11 ごあいさつ(最終回)

「レモネードが出来るまで」を2024年6月6日に公開し、本日11月11日が最終回となります。

約半年間に亘り、母との10年間の介護のこと、家族のことも含めた記録をご愛読いただきまして、ありがとうございました。

毎日欠かさずHPを開いて下さる方、感想コメントを下さる方、個人的に連絡を下さる方、介護のさなかにある方、これから介護予定の方等々、多くの方に読んで頂けたこと、大変嬉しく思っています。
記事を書くにあたり、家族にも承諾を得られたので、書き進めることが出来ました。

介護は家庭環境や家族構成等により、多種多様な対応が生じます。
何が良くて、そうでないのか?正解のない事柄です。

介護される側は老いていく不安に苛まれ、介護する側は未知の出来事に翻弄されやすく、予測不能な日々が続きます。それとどう向き合っていくのか?これもまた、人生の課題、生きる意味と捉え、向き合ってきました。

どんな事柄にも艱難辛苦は付き物ですし、だからこそ、それを乗り越えた時の達成感と安堵感は計り知れません。
それならばと、辛い状況さえも楽しむことを心掛けていたものの、そう簡単には行かず、トライアンドエラーではないですが、失敗を繰り返しながら、3歩進んで2歩下がる…的な毎日でした。

母を見送り一片の悔いもないと言うのは大袈裟ですが、出来る限りのこと、全力は尽くせたと自負しています。だからこそ、私も安心して次のステップへ進めるのだと…。

介護を振り返るとツライことも多々ありましたが、それ以上に私自身が人間として辛抱強くあることを身に付けられたように思います。介護以前と以後とでは、他者に対するあり方、接し方も変わりました。

人は役目を果たすためにこの世に生まれ、日々成長しながら課題をクリアーしていくのだと、自身の経験を通して痛感しています。

これからは自身のため、周囲の方と共に喜び合える日々を過ごせるよう、新たな課題と向き合い、取り組んでいきたいと思っています。

最後に…あなたの「レモネードが出来るまで」が完成することを祈念いたします。

241111


starfield_152 at 07:00|PermalinkComments(6)