天国

2024年10月27日

4-8 葬儀後3

母が元日に亡くなったが、今まで一度だけしか夢に出てきたことはない。

というのも、母も私もちょっとばかり霊感があり、亡くなった人が出てきたり、現実世界で見えたりすることがままある。

父が亡くなった時は、1年くらい「あれが食べたい、これが食べたい」と煩悩バリバリ全開で夢に現れては、食べたいものを供えるよう所望していた。なので、面倒ではあるものの、一日でも早く昇天いただくためにも、希望通りのものを供えていた。

その甲斐あってか、2年目になると出現回数は減り、3年目にはあまり現れなくなり、3年目が終わる頃に「もうあっちに行くから、今まで引っ越さずにいてくれてありがとう!もういつ引っ越しても良いよ」と笑顔で現れたことがある。
これを境に、父の煩悩の訴えは無くなり、バリアフリーの家を探していた私達は無事に引っ越すことが出来た。

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霊感の強い母なので、亡くなってからもあれやこれや心配して出てくるのかと思いきや、まったくその兆候も気配もない。兄や姉からも聞かれるが(二人は霊感があまりない)「出てこないんだよね~」と話していた。

すると、葬儀前くらいだったろうか…深夜、母が私の寝ている所にスーっと現れ、私の手を引いて、いわゆる天の国へ連れて行ってくれた。

そこにはたくさんのお仲間がいて、皆楽しそうにしている。
母は自分の座る席を指さし「ここがウチの席ばい!(九州弁)」と満面の笑みだ。
どうやら、母がいる場所は、亡くなった方達が右往左往している賑やかな場所ではあるものの、それぞれに座るべき席みたいなのがあり、母はご満悦なほど良い席にいるらしいことが分かった。そこでは周囲の方達と楽し気に語らっていた。

ということは…母は天国で楽しくやっている!ってことか…と思った瞬間、ストンと私の身体はベッドに戻っていた。母は多くを語らなかったが、あの世で楽しくやっているから心配ないよ!と伝えに来たようだ。
それ以後、今日に至るまで一度も現れないので、変わらずにいるのだろう。

そんなことも、葬儀後に家族に話し、皆が安心した…ということもあった。

※目に見えない世界の話なので、信じるか信じないかはあなた次第ってことで…。

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