2021年

2024年08月24日

2-55 2021年も無事に

2020年は母にとって最後の旅行、帰省、孫の結婚式といった嬉しいことが続いた年となったが、2021年になってからは少しずつ心身に変化が起き始め、春には認知症を発症した。

それがきっかけとなり介護度も要支援2から一気に要介護3の判定となり、それまで通所していた運動施設も卒業し、民間の居宅介護施設のお世話になることになった。
当初はデイサービスがメインだったが、1か月と経たぬうちにショートステイを利用することになり、その日数も長くなり、入所から3ヵ月で週に1度しか帰宅出来ない状況に変化していった。

母にとっては自分の思いも及ばぬうちに周囲の環境が変わり、戸惑うことの連続だっただろうし、家族と離れて暮らさねばならぬ状況も寂しかったかもしれない。それでも、家族のことを思い、たまには駄々をこねるが、基本的には施設でスタッフの皆さんのお世話になり、かわいがってもらえたことは、本当にありがたいことだった。

母を預ける先があったことで、私にとって新たな一手と言える整体師の資格を取得するという、想像だにしなかった展開になったことも大きな事柄だ。

本業はWEB制作でデジタルの世界を生業としているが、整体はその真逆のアナログな世界だ。とはいえ、デジタルとアナログを同時に仕事として出来ることは、私の脳みそ活性化、ひいてはボケ防止にもなる。

母の介護の最中はツライことも多々あったが、それを無駄にしない生き方、ステップアップに繋げられるかが大切だと痛感した1年となった。

母も私も共に2021年を生き切ることが出来た。

240824


starfield_152 at 07:00|PermalinkComments(0)